うさぎを飼育したいと考えたときにすでにペットがいた場合や、うさぎがいる状態で別のペットを飼育したいと考えた場合は共生・一緒に飼うことは可能なのでしょうか。
実際のところうさぎ以外の別の種のペットとの共存は困難な場合がありますが、順調な計画と適切なアプローチにより、ウサギは他のペットと一緒に幸せに暮らすことができます。
この記事では、家の中でウサギと他の動物との調和を促進するための重要なヒントを探ります。
Contents
うさぎとはどんな動物か理解する
まずはうさぎとはどんな動物であるのか理解することが必要です。
ウサギの主な特長は以下です。
- 草食動物で非捕食者
- 「薄明薄暮性」動物で昼間は比較的静かに過ごす傾向があります。
- 社会性がある
- 警戒心が強く神経質な面、臆病な面がある
- 縄張り意識が強い
さらに詳しい内容は以下をご確認ください。
狩る側の動物との共生・一緒に暮らすのはやはり難しい
狩る側の動物との共生は容易ではありません。うさぎに大きなストレスがかかります。
可能性は0ではありませんが、猫・イタチ・ウサギ狩猟用の猟犬であるビーグルや、ダックスフンドなどが狩る側の動物にあたります。その他梟や鷹などの猛禽類も難しい部類でしょう。彼らは本能的にウサギを狩ろうとしてしまうことがあります。
ペット同士の適切な紹介をするための方法
うさぎを他のペットに紹介する際は、細かな心の注意を守って徐々に行う必要があります。彼らが快適に見えたら、ニュートラルな空間で監視された対面式のやり取りに移ることができます。
1.それぞれの動物の性格を理解する
すべてのペットには独自の性格があるため、ペット同士がどのように相互作用するかを観察することが必須です。
ウサギとの適合性に影響を与える可能性があります。ペットの気質に基づいてアプローチを調整してください。
2.別々の生活空間を作る
ペットの安全と快適さを整えるために、ウサギと他の動物に別々の生活空間を提供することが重要です。
他のペットには、縄張り争いを防ぐために自分のスペースが必要です。
3.餌場を分けておく
餌はペット同士の争いの原因となる可能性があるため、ウサギと他の動物用に別々の餌場を調整することが最低限です。
このことにより、家庭内の調和を促進することができます。
4.遊びの時間を監視する
一緒に遊ぶのが好きなペットもいますが、事故や怪我を防ぐために、ウサギと他の動物との遊びの時間を監視することが重要です。
大きなペットとの乱暴な遊びは避けてください。最悪うさぎが死んでしまうこともありえます。
5.他のペットを訓練する
調和のとれた生活環境を作るには、ウサギの境界を尊重するように他のペットを訓練することが重要です。犬であれば、基本的な服従コマンドを教えることが含まれる場合があります。
6.困難に備えましょう
ウサギと他のペットとの共存は簡単ではなく、途中で困難に直面することもあります。
例えば、どちらかの動物がストレス過多で具合が悪くなうことや、一時的に感情の起伏が激しくなることがありえます。
すべてのペットの安全と健康を検討するために、必要に応じて調整を行います準備をしてください。
どんな動物でも年齢が若ければ可能性はある
狩る側の動物との共生・一緒に暮らすことの難しさは前述の通りですが、お互いが幼い、どちらかが幼い状況であれば、お互いが仲間として受け入れやすい状況が出来上がります。
鳥の雛によくある「刷り込み」に近い状況になり、姿かたちが違っても仲間であると認識できる可能性があるためです。
それでも、お互いの性格などもありうまくいかないケースがありますので、その点は注意が必要です。
うさぎとうまく一緒に飼える可能性が高いペット
絶対ではありませんがうまくやれる可能性が高いペットは以下になります。
・小型の鳥(中型・大型のオウムや猛禽類はNGの可能性が高いです)
・陸カメ(草食)
・シニアの犬・猫(寝ていることが多くアルツハイマーなどで突発的な行動を起こさない老犬・老猫に限る)
まとめ
これらのヒントに従ってことで、ウサギや犬や猫の他のペットの調和のとれた生活環境を促進し、安全かつ幸せに共存できるようにすることができます。
共存を成功させる鍵は、それぞれの動物の理解、適切な計画にあることを忘れないでください。野生の掟でいえば狩る・狩られるの関係で、人間のわがまま・勝手で一緒に暮らさせるわけなので、ウサギにも他の動物にもストレスを与えないことを第一に考えることが大切です。
適切なアプローチをすれば、ウサギや他のペットは最高の友達になることができる可能性がありますので、慎重に気長にやることが大切です。